日曜の朝。
週末ということで、昨夜から古泉の家に泊まりこみ
まぁ恋人同士ということで色々いたした後、
深くにも意識を手放しそのまま俺は眠ってしまったらしい。
身体は綺麗に清められているようだが、服はまで着せてもらえなかったらしい
素肌にシーツが纏わりつく感触がする。

ぼんやりと意識が覚醒してはいるが、力は入らない。
今日は何の予定もない。それに国民の休日である日曜だ。
だらだらと寝こけていようと誰にも咎められない。

一つ気づいたことがある。
どうやら俺は古泉に腕枕をされているらしい。
しかもそのまま俺に抱きついている。
いつもなら引き剥がす所だが、なんだか今日はそれをしたくない。
暖かいこの体温を感じていたい。
古泉の体温と寝息を感じながらウトウトと再び夢の世界へ落ちかけたとき
俺の後ろで奴が身じろぎした。
あぁ起きたのか…だが悪いが俺はまだまだ寝るぞ。

チュっと首筋に唇が落とされる。
俺を抱きしめていた腕は意思をもって俺の胸へ移される。
指先が俺の胸の先端をつまむ。
寝起きにこの男は何をしているんだ。と思いながら逆らえず
手から与えられる快感に流される。
気持ちが良い。
「っぁ…」
きゅっと握りこまれつい声が出てしまう。
「おや。起きていたんですか?」
身体を古泉の方に向かされ、唇を合わせられた。
「んっ。ふっ…」
「可愛い…」
そのまま俺の身体に古泉が覆い被さり、本格的に求められる。
まだ瞼は重くてあけられないが、このままたまには素直に古泉を受け入れよう。




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