なんで。なんで…。
いつも俺を好きだって言ってくれてた古泉の瞳も言葉にも仕草にも
どこにも嘘なんかなかった。
なにか理由があるなら言ってくれればよかったじゃないか。
そんなに俺は頼りない存在なのか？
それとも…もう分からない。考えがグチャグチャになる。
本当に俺のことを弄んでいただけなのか…。

あのときの古泉の表情。
思い出すだけでゾッとする。
まるで、学ランを着て、ハルヒのことを好きだと言っていたあいつみたいだった。


…まだ今なら、嘘だって言ってくれたら
俺も笑って許すから。
だから早く連絡してこいよ。
このまま終わるのなんか嫌だ。



イタイ
ココロがイタイ。



この痛みを和らげるにはどうしたらいい？




…もしも、この問題が解決して…２人の関係が戻ったとしても
またいつ俺から古泉が離れていくかは分からない。
それだけ沢山のリスクを追って付き合っているのは分かっている。
分かってはいたつもりだが。



だったら…
今。まだ、
古泉との幸せな記憶をもったまま


このまま…




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